遠景用ビルの制作

-街区地図-

 遠景用の適当に密度があって形状のばらけたビル郡を住宅地図を利用することでつくります。

 ビルまで配置をされている住宅地図を用意します。市販のものでもベクトルデータを出力してくれるものは少ないようなので、ビットマップで出力し、建物だけを抜き出し、それをベクトルデータに変換します。illustratorなどでもできるようですが、フリーのソフトでも、AutoTrace、potrace等あるようです。



-MAXに取り込み-
 作成したベクトルデータをMAXに取り込み、これをランダムな高さで押し出しします。メッシュオブジェクトのものはあるようですが、ポリゴンオブジェクトで押し出すスクリプトを書きました。
 オブジェクトを選択して、High、Low、で押し出す上限と下限の設定します。
 Extrudeボタンで押し出します。
 Distributionでランダムに押し出す量の分布を変えます、初期値の1では均等に分布されます。


-押し出し-
 seedでランダムのシード値を変更します。
 RndSeedボタンでシード値をランダムに変更します。
  Extrude Copyのチェックでオリジナルを残し、押し出したオブジェクトを作成します。

 左のサンプルのオブジェクトの大きさですとスクリプトの完了に多少時間がかかります。実際には一度に押し出すさず、ブロックごとに分けたほうがその後の取り扱いも含めて実用的です。


-サンプルレンダリング-
 Greebleなどを適用すると壁面にそれっぽい密度ができます、近づくとSFっぽくリアリティがないのがばれますし、かなり重くなりますので、上面だけに適用して屋上のディテールっぽいものをつくるのもいいかと思います。
 その場合、Greebleを4角ポリゴン以上の面に適用するにはエッジを挿入して4角ポリゴンに分割するなど工夫が必要です。

スクリプトはこちらから:PolyRndExtrude.zip
(3ds max7で動作確認)